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| エレキギターはピックで弾く。最近のジェフ・ベックや、かつてのウエス・モンゴメリーのように指で単音弾きをする天才もいることにはいるが、普通の凡人はピックで弾く。 そのピックには驚くほどの種類があるが、筆者が使うのはいわゆるティアドロップ(涙滴)型。昔はJim Dunlopの黒い1mm厚のプラスティック製(上の写真)と決めていたのだが、これが今は廃版で存在しない。去年、バンドを再開した関係で久々に楽器店に行ってそれを知ってショックを受けたのだが、その時に分かったのは最近のピックの主流はカーボン・ナイロン製だと言うこと。ナイロンにカーボン繊維を混入したものだが、当然のように摩耗に強くなり、腰がある。と言うわけで、それを5枚ほど買い求めたのだが、どうも気に入らない。在庫してある従来のプラスティック製と交互に使っていたが、その過程でカーボン・ナイロン製の致命的欠陥を発見してしまった。 その欠陥とは“弦が切れやすい”と言うことである。 筆者はピッキングが強い方じゃないし、手汗を余りかかないし、しかも汗の酸性度が低いので弦が錆びない。だから弦に負担がかかりにくいので、結果として弦を切ることも少ない。 ところがカーボン・ナイロン製のピックを使うようになってから、この約1年で3回も弦を切ってしまった。いずれも練習スタジオでのことである。切ったのは1弦、2弦、4弦とばらばら。4弦はハイウエイ・スターのライブ版のコピーでグリッサンドをやり過ぎたせいらしい。しかし、とにかく、この切れ方は異常。 要するにピックと弦の相対的な関係で、ピックが丈夫すぎると言うことである。 そこで、改めて数件の楽器店を回って“Jim Dunlopの黒い1mm厚のプラスティック製”を探したが、やっぱり廃版。しかしノーブランドでまるっきり同じようなスペックのを見つけたのでそれを大量に買い込んだ(ったって、たかだか20枚ぐらいだが)。 ギターはどこで弾くことになるか分からないので、財布の中、鞄の中などにも入れておくし、ギターケース、エフェクターを入れているバッグなどにも必ず複数枚ずつ入れておくし、それらは全て同じピックである必要があるので、買うときは10枚単位になるわけである。 と言うことで、今は昔と同じ感触のピックを使っているわけだが、こう言うものは純粋に好みと慣れの問題だから人それぞれ色々であるのが当たり前である。とにかく筆者の場合、大きさ、硬さ(柔らかさ)、表面感(適度なシボが無いと滑って取り落とす危険性がある)などから、厚さ1mmのナイロン製がベストと言うことである。 なおナイロンのピックはグリッサンドをすると、もろに削れるので、その瞬間にピックの向きを変えるテクニックが必須である。じゃないと、削れた部分が引っ掛かって弾きにくくなる。それと、暫く使っていると先が削れて薄くなってくるので消耗品として割り切って使うべきである。カーボン・ナイロン製は確かに余り削れなかった。 |
| 追記:最近はメーカー不詳だが、どこの楽器店にでも売っている赤いナイロン製の1.30mmのティアドロップ型が常用となっている。 |
| 追記:その後の調べで“Jim Dunlopの黒い1mm厚のプラスティック製”は廃版にはなっていないことを確認した。最近はナイロン製は流行らないから置いていない店もあるって事だけの話らしい。 |
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