1982年以来ずっとマツダの仕事をしていた関係で1986年からはユーノス・チャネルの開設準備に関わった。そして1989年にEUNOS ROADSTERが発売されたときは東京地区配車第一号車をしっかりと入手した。EUNOS ROADSTERはマツダと言う会社の体質から考えれば全く偶然の産物として出来たクルマであるから、実際に商品化する段階ではマツダ的な制約が色々と生じて、例えばカラーバリエーションはがっかりするほど少なくていずれも地味。それじゃEUNOS ROADSTERの意味はないので、せっかく世の中で一番早く手に入ったにもかかわらず、納車されたその場から、真っ直ぐ埼玉県和光市のバイクマニアには超有名なカスタムショップであるホワイトに持ち込んで、すぐに全塗装に出した。色はイエローだが、国産車にあるものではなくて、ヨーロッパ車のイエロー。黄色と言うよりは山吹色に近く、水銀灯の下で緑色にならないようにと念押しした。待つこと3週間。モーターショーコンディションの特殊塗装だから納期は長い。だけど出来上がりは完璧。モール類は全て外して穴埋め。Appleのでっかいステッカーをリアに貼り付けて、そのステッカーの上から透明ポリウレタン塗装で最終仕上げ。正に完璧。
かくて通称“黄色い悪魔”が完成した。
この時点で日本国内には黄色のEUNOS ROADSTERは無いわけであるから、どこに行っても馬鹿受け。雨でも冬でもフルオープンで日本全国を走り回った。NIFTY SERVE(@nifty)/FCAR自動車フォーラム走行会で二泊三日で東京⇔熊本を往復したり、土砂降りの中をわざわざ広島出張に行ったり、毎月岡崎の山道を走りに行ったりなどなど…。当然、改造もしまくった。最終的にメンテと改造で300万円以上掛かった計算になるが、最後にはざっと次のような仕様になっていた。
- エンジン:面研、圧縮比アップ他
- 足廻り:MazdaSpeed純正ショック&スプリング他
- ブレーキパッド:MazdaSpeed純正フェロード
- クラッチ:MazdaSpeed純正強化メタルクラッチ
- デフ:MazdaSpeed純正機械式LSD
- ホイール:BSのジムカーナ用
- タイア:ダンロップのセミレーシング
- シート:MazdaSpeed純正フルバケット
- 車載無線機+ハンズフリーセット・他
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